ネットワークゾーンアナリティックスの設定
このセクションでは、ネットワークゾーンと連携してネットワークゾーンからの情報を含むレポートを作成し、ネットワークゾーンで作成されたレポートを共有するようにAlmaアナリティックスを構成する方法について説明します。どちらの構成でも、ネットワークゾーンとメンバー機関の両方でパラメータを設定する必要があります。
ネットワークゾーンのデータでリポートを作成する場合は、[電子目録] > [コンソーシアムのポートフォリオ詳細]からのフィールドを使用します。これらは、ネットワーク情報が利用できる分析の唯一のフィールドです。
ネットワークゾーンデータを含まないリポートを作成する場合は、他のディメンションのフィールドを使用し、結果をフィルタリングして所属機関のみから取得するか、リポートに[機関] > [機関コード]フィールドを含めます。
ネットワークゾーン情報を表示するためのアナリティックスの設定
ネットワークゾーンからの情報を含むリポートをAlmaアナリティックスで作成できます。このオプションを設定するには、ネットワークゾーンとメンバー機関でパラメータをセットします。
メンバー機関と情報を共有するようにネットワークゾーンを設定するには:
- アナリティックス設定ページ([設定] > [アナリティックス])から、[アナリティックスネットワーク設定]を選択します。
- analytics_network_inventory_available_for_membersをtrueに設定します。
- 行のアクションから、[ネットワークで管理]を選択します。
- [保存して配布]を選択します。
- ライトボックスから、[メンバー機関のカスタマイズを上書き]を選択し、[確認]を選択します。
ネットワークゾーン情報にアクセスするようにメンバー機関を設定するには:
- アナリティックス設定ページ([設定] > [アナリティックス])から、[アナリティックスメンバー設定]を選択します。
- analytics_network_inventory_available_for_my_institutionをtrueに設定します。
- [保存]を選択します。
これでネットワークゾーンデータを含むリポートを作成できるようになります。
ネットワークゾーンレポートにアクセスするためのアナリティックスの設定
ネットワークゾーンのメンバーは、ネットワークゾーンによって作成されたアナリティックスレポートにアクセスできるようになりました。この機能を有効にするには、次のパラメーターをtrueに設定する必要があります:
ネットワークゾーンレポートをメンバーが利用できるようにするには:
- アナリティックス設定ページ([設定] > [アナリティックス])から、[アナリティックスネットワーク設定]を選択します。
- analytics_catalog_available_for_membersをtrueに設定します。
- 行のアクションから、[ネットワークで管理]を選択します。
- [保存して配布]を選択します。
- ライトボックスから、[メンバー機関のカスタマイズを上書き]を選択し、[確認]を選択します。
メンバー機関がネットワークゾーンから取得したレポートを実行すると、そのメンバー機関のデータのみが表示されます。
ネットワークゾーンのメンバーは、ネットワークゾーンから共有された分析定義にアクセスできます。
メンバーがネットワークゾーンレポートにアクセスできるようにするには:
- アナリティックス設定ページ([設定] > [アナリティックス])から、[アナリティックスメンバー設定]を選択します。
- analytics_catalog_available_for_my_institutionをtrueに設定します。
- [保存]を選択します。
両方のパラメーターがtrueに設定されている場合、ネットワークゾーンレポートフォルダーはメンバー機関に表示され、メンバー機関は 読み取り専用としてレポートにアクセスできます。メンバー機関は、レポートを編集して、その機関フォルダーに保存できます。
「ネットワークゾーンのメンバー機関がネットワークゾーンによって作成されたリポートにアクセスする方法」のビデオ(9分28秒)をご覧ください。