Alma-Primo統合の概要
Primo VEを使用している場合、詳細については「Primo VE」を参照してください。
Primoは、Ex Librisによるユーザー向けのディスカバリーサービスです。運用中のネットワーク(機関およびパートナー機関)のすべての資源へのアクセスを、個人に合わせて一元的に提供します。ユーザーは、物理的リソースの利用可否情報(ユーザーが選択した場所でチェックアウトするためにこれらの資源をリクエストする機能を含む)を含め、すべての場所にある物理的リソース・電子リソース・デジタルリソースを見つけることができます。また、電子リソース・デジタルリソースに即時にオンラインでアクセスできます。
Alma情報は定期的にPrimoに公開されます。 電子リソースとデジタルリソースは、PrimoのローカルデータベースまたはCDI(セントラルディスカバリー索引)から直接利用できます。
このガイドでは、AlmaとPrimoの相互運用性について説明し、これら2つのシステムを統合するために必要な手順の詳細を述べます。
Primoは次の機能を提供します。
- ユーザーに次のフロントエンドインターフェイスを提供します。
- Almaで管理されている図書館リソースのサービスの検索およびリクエスト。詳細については、「AlmaデータソースにPrimoフロントエンドを設定」を参照してください。この機能を有効にするには、すべてのタイプのAlmaデータ(物理的データ、電子データ、デジタルデータなど)を出力し、Primoにロードする必要があります。詳細については、「AlmaデータをPrimoに出力」を参照してください。
- Almaのリンクリゾルバを介してリモートレコード(CDI やMetaLibレコードなど)のサービスを検索およびリクエストします。詳細については、「リモート検索レコードのすぐに使えるデリバリー設定」を参照してください。リモートレコードの利用可否情報を提供するには、使用しているリモートソースごとに次の事項を有効にする必要があります。
- CDI レコードの場合、機関の電子所蔵物はAlmaから抽出され、CDIに公開されなければなりません。詳細については、「セントラルディスカバリー索引lの所蔵情報源としてのAlma」を参照してください。
- MetaLibレコードの場合、Alma RSI APIを使用して利用可否を確認するようMetaLibを設定する必要があります。詳細については、MetaLibシステム設定・管理ガイドで「リンクリゾルバの設定」セクションを参照してください。
- [マイアカウント]タブでマイライブラリカードの機能を実行します。詳細については、「マイアカウント」を参照してください。
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- Primo経由で直接提供されない検索(EBSCO、Google Scholar、bXなど)についてAlmaリンクリゾルバサービスのUIを提供します。これらの検索の結果は、PrimoとAlmaの両方のサービスを提供しますが、ディスカバリーを提供しない専用のPrimoページ(サービスページといいます)になります。詳細については、「AlmaのリンクリゾルバのためのPrimoフロントエンドの設定」を参照してください。
- さらに、Almaは、Primoのユーザー認証と承認のためのユーザーディレクトリとして機能します。詳細については、「Almaとユーザーディレクトリサービス」を参照してください。
AlmaとPrimo統合に関するトレーニングセッションの詳細については、「AlmaとPrimoの相互運用性」を参照してください。